クロマニヨンズ「PUNCH」千葉市民会館ライブ備忘録

2020年2月19日千葉市民会館で行われたクロマニヨンズ13枚目のアルバム「PUNCH」のライブに参加しました。これはその備忘録です。

クロマニヨンズのライブはいいぞ

「会ってすぐ全部」

アルバムの1曲目でありライブの1曲目。クロマニヨンズのライブの曲順は、大体アルバムの通りに進行する。

あしたのジョーの丹下みたいな風貌の男の口上が終わり、クロマニヨンズが登場してすぐこの曲をやった。まさに会ってすぐ全部な声量のヒロトに興奮。

ホールでライブを見るのは初めてだったので、音量がどのくらいなのかを危惧していたが、全く問題なかった。

やはり、ボーカルも演奏もライブとアルバムでは全然違う。ヒロトの歌い方と歌詞が相まってめちゃくちゃセンセーショナルになる。ロックは心。

”二人はあの日のまま世界が変わってく”、”ブルースをかき分けてパンクロックが行く”

かっこよすぎる。

「怪鳥ディセンバー」

まさにクロマニヨンズがかっこいいぜという曲。

”かっこいいぜ” のコールが良すぎる。

”どんな夕焼けよりまぶしい”と歌うと背景が夕焼けになっていた。

かっこいい

「ケセケセ」

ライブ映えの極み、シネシネ、ケセケセのコールが楽しい。

夜通し歌う高速のセミ、ケセケセ。

「デイジー

”誰かの理想を生きられやしない”的なことはマーシーの曲ではまれによく出てくる気がする。「チェインギャング」的なニュアンスを感じた。

「ビッグチャンス」

ヒロトが「ビッグチャンスだぜ~」というと、曲が始まった。

”労働後 めしうまい”の後の気の抜けた「イェ~」が最高だった。

「小麦粉の加工」

アルバムの6曲目でA面の最後の曲、まさに”あっというまだよ”といった感じのA面の最後にふさわしい曲。アルバムで聞いたときはそこまででもない曲だったが、ライブで聞くとめちゃくちゃよくなるから不思議。まさにあっというまの6曲だったよ、って感じだった。

「あったかい」

5枚目のアルバムOi! um boboから。

あったかいほうがいいなー、働きたくないなーという曲。寒い季節にぴったり。

”温暖化ありがとう” ”帰る家なくたって大丈夫 あったかい” 

ブルハのパーティーの”吹き飛ばしてよできれば南のほうへ”に通じるものがある。

「底なしブルー」

これもOi! um boboから。

ハーモニカがエモすぎる曲。ブルースでロックならクロマニヨンズ

自由時間にOi! um boboはいいアルバムなのでたまに思い出して聞いてくださいとヒロトが言っていた。はい、聞きます。クロマニヨンズのレコード再販してくれ。

「クレーンゲーム」

B面最初の曲で、シングルカットされた曲でもある。自由時間でヒロトが、B面の1曲目というのは大事なんだよと言っていたが、やはり、1曲目には盛り上がる曲がいいと思わされた。

”やることやるだけ 生活のドアホ”のところでマーシーがドラムのカツジを指していた、エモドラム。やることをやるのだ的なフレーズがマーシーの曲によく出てくる気がする、「ナンバーワン野郎」「やる人」「どん底」「デカしていこう」とか。名曲。

「ガス人間」

ヒロトのなんとか人間シリーズ。ガス人間のコールが楽しかった。”GO!” の後のギター好き。

「整理された箱」

マーシーが倉庫の整理をする曲。「流線形」で、”金があればリッケンバッカー 金がないから倉庫の整理”と歌っていたが、この曲の後にマーシーがギターをリッケンバッカーに持ち替えていた。エモすぎないか?

「リリイ」

静かに聞くライブ映えの曲。ホールで聞くとより一層いい。

歌詞が良すぎる。全部良い。

リッケンバッカーのギターソロがエモすぎる。泣ける。

ハーモニカがエモすぎる。泣いた。

2月19日、弥生間近、暦知らずのユリの花。

「長い赤信号」

静かに聞くライブ映えの曲。その2。

今回のライブで一番良かったまである曲。

ヒロトの歌い方で、ストーリーが理解できた気がした。

”変わらない赤信号 長すぎやしないか”

”だまし絵の街に響く クラクションの怒声”

車に轢かれるぐらいセンセーションな曲だった。ハーモニカがエモすぎる。神曲

「単二と七味」

この曲の前の自由時間で、この後はノンストップで行くぜー、とヒロトが言っていた。

先行シングル「クレーンゲーム」のカップリング曲。単二コールが楽しい。眠れるパワーを感じるドラムとギター。うちにもすき家でもらった七味が大量にある。ああ単二。

「生きる」

1つ前のシングル曲。神。

”いつか どこか わからないけど なにかを好きになるかもしれない その時まで 空っぽでもいいよ” のフレーズが良すぎる。というか歌詞が全部良い。救われる。

”少しだけ分けてくれ 3億年か4億年” ”ずっとここには 時間なんかなかった”

良すぎる。

どん底

どん底だから あがるだけ” の部分を歌うのが楽しい名曲。

”力抜き 手は抜かない” というフレーズが優秀。力抜き手は抜かないギターと、力入りまくりのヒロトのボーカルがエモーション。

「雷雨決行」

ヤバい。「どん底」からの「雷雨決行」がエモすぎる、最高。

”引き返すわけにゃいかないぜ 夢が俺たちを見張ってる”

鳥肌、立つ。ヤバすぎる。すごい。

「ギリギリガガンガン」

最高な曲。最高。

客席に降りてきたり、寝っ転がりながら歌ったりするヒロト。最高。

”今日は最高 今日は最高” のところは多分会場の人全員歌ってたと思う。

「ナンバーワン野郎」

”イェー!” ”イェー!” の掛け合いや、”オー ナンバーワン” などコールが楽しい神曲。”いなせな まっしぐら ナンバーワン野郎” というフレーズがすごくいい。

間奏でマーシーが叫ぶのがいい。間奏のハーモニカがめちゃくちゃいい。ギターもいい。ベースもいい。全部いい。神曲

ロケッティア

アルバムの最後の曲であり、ライブの最後の曲。いろんな音が出てくる。ホイッスルを咥えてドラムを叩くカツジがおもしろい。

”おお ロケッティア もう俺たち 流れ星に なるぜ”

かっこいいなあ。

曲が終わると4人がいったんはけ、会場が暗転する。毎回マーシーが帰るときに”またねー”といって手を振るのがエモい。いい。最高。

ライブ開始からここまで、まじで一瞬に感じた。ヒロトの歌い方が凄いエモーショナルだからでもあり、演奏が大迫力だからでもある、きっと。

あっというまだよ、あっというまだね。

アンコールの拍手をしながら待ってると、会場が明るくなり、上裸のヒロトマーシー、コビー、が出てくる。クロマニヨンズの4人がマフラータオルを掲げるのに合わせて物販で買ったPUNCHのマフラータオルを掲げる。便利に使ってくださいとのこと。

「突撃ロック」

アンコール1曲目。永遠です、と言い切るのが最高にロック。エモい。かっこいい。

ライブだと、最後の”永遠です” のところのペースが速くなっていく。かっこいい。

永遠なのか本当か、永遠です。

「タリホー」

神曲。歌詞が全部いい。ロック。

”わいタリホー さめタリホー 氷もほっときゃ流れるぜ”

キャッチーでセンセーショナル。ロックンロール、嘘つかない。

”まぶしい陽に昇る 空へ 空へ” のところを歌うのが最高だった。

「クロマニヨン・ストンプ」

最後の曲。ロック。全部歌える神曲

バックスクリーンが白と黒に激しく点滅していた。白黒つけるぜ、ゼブラーマン

”人間人間人間人間人間人間人間人間” ”アーーーーー”  マーシーが叫ぶ、かっこいい。

曲が終わるとクロマニヨンズが帰っていく。”またねー” また来ます。

 

思えば、最近はアイマス系のライブ多めで、ロックのライブに行ってなかった気がする。やはり、ロックのライブは歌うのが楽しい。生演奏は迫力があるし、1年ぶりくらいのヒロトを見て元気が出た。うんざりするほど厄介者好みだな。

クロマニヨンズのアルバムはライブに行って聞くことで完成するというのを改めて思い知らされた。曲順も完璧だし、かっこいい。クロマニヨンズのライブはいいぞ。

ところで、クロマニヨンズのライブDVDは5000円くらいなので、みんな買おう。ついでにCDも買おう。ブルーハーツハイロウズの曲も聞いておくとより深く沼にハマれるぞ、買おう。